『STAGE ステージ』 初めて聴いたボウイのレコード

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★この「ボウイ館」を恐る恐る開設した最初に、”初めて聴いた(購入した)アルバム”、この2枚組のライブ・アルバム『STAGE ステージ』(1978年)のことを少し書きました。作品の内容について書いていなかったと気づきましたので回想を交えて追記いたします。この1978年にはワールドツアーの一環として日本にも来日している。私がこの来日公演に行くにはもう少し早く生まれていなければならなかったことを寂しく感じた。けれど、いつも仲良くして頂いている友人たちから当時の様子を聞かせて頂ける。とてもワクワクしながらお話を聞く。そんな時が好き。この当時のバンド・メンバーはボウイの長い歴史の中でもダントツに最強メンバーだと云われる。私もそう想う。リード・ギターはエイドリアン・ブリュー、リズム・ギターはカルロス・アロマー、ベースはジョージ・マーレイ、ドラムはデニス・ディヴィス、キーボードはロジャー・パウエル、ピアノ・シンセサイザーはショーン・メイズ、エレクトリック・ヴァイオリンはサイモン・ハウス、そして、ボウイがボーカルとキーボード。プロデュースはトニー・ヴィスコンティ。楽曲は前半は『ジギー・スターダスト』から多く、後半は『ロウ』と『ヒーローズ』からという構成。この後、ベルリン3部作の第三弾となる『ロジャー』へと続く。

私はニュー・ウェーブと平行しながらプログレも聴いていた。大学生になると洋楽好きの友人も増えたけれど様々。ニュー・ウェーヴ好きはプログレをダサい時代遅れの音楽と敬遠し、プログレ好きはニュー・ウェーブを下手で薄っぺらい見かけ倒しと敬遠していた。この傾向は多分にあったと想う(少なくとも私の環境はそうだった)。そこで、何となく”隠れプログレ”の立場に追いやられていたのが私。そんな私はこのメンバーが殊に好きなのは、ロジャー・パウエルとサイモン・ハウスの参加。サイモン・ハウスはトッド・ラングレンのユートピアのメンバー。サイモン・ハウスは、ホークウィンドやロバート・カルバート、ブライアン・イーノなどと関わりが深い。そして、後にキング・クリムゾンに加入することになるエイドリアン・ブリューはフランク・ザッパ・バンドからボウイが直接ザッパに交渉したとも云われている。ボウイはやはり驚異的な感覚の持ち主である!

David Bowie - Station To Station


David Bowie - What In The World + Blackout


今から思えば”クラフトワーク”はプログレなのだけれど、10代の折の私はそのようなジャンルなどよく分からなかったし、気にしないで聴いていた。ケイト・ブッシュもブリジット・フォンテーヌもニコもスラップ・ハッピーも私にはニュー・ウェーブ作品のように違和感なく聴けたのだ。ラフ・トレードの『クリア・カット』という優れたコンピレーションに狂喜した。その中には若いアーティストに混じってロバート・ワイアットもおられた。そんな風に私はまだ『ジギー・スターダスト』を購入する日は来なかったけれど、ボウイを中心にお小遣いはレコードに費やされて行った。毎月レコード屋さんに行くのが楽しみでもあり緊張の瞬間でもあった。ボウイの名が出て来る記事は直ぐに目に飛び込んでくる。”デビッド・ボウイー”という活字は何故か直ぐに見つけられた。そして、イギー・ポップやルー・リードの名を知ることができた。また、直接的ではなくても、ボウイと比較されて書かれていたりするとそのアーティストが気になってくる。その最初はピーター・ガブリエルだったように想う。どの雑誌かはっきり覚えていないけれど、”デビッド・ボウイーと比較できるアーティストはいない。唯一可能だとしたらピーター・ガブリエルだけだろう”というような内容だった。気にならない訳が無い。そして、ピーター・ガブリエルの『Ⅲ』を購入し感動していた。そして、嘗て在籍されていたと知りジェネシスのアルバムを聴き始めることにもなった。ジェネシスはその時、既にラジオでもよくかかるヒット曲を持っていた。時を経て、今も好きなジェネシスは初期の作品。やはり、”アート・ロック”が好きなのだと想う。また、ニュー・ウェーヴとプログレを違和感なく平行して聴けたのは、”真にプログレッシヴなボウイ”を先に知ったことが大きな要因にも想える。懐かしい回想はまだまだ続くけれど、5/29の『VELVET MOON15周年イベント』までは、毎日更新するのだと心に誓ったので追々に。

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《SIDE A》
A1 Hang On To Yourself
A2 Ziggy Stardust
A3 Five Years
A4 Soul Love
A5 Star

《SIDE B》
B1 Station To Station
B2 Fame
B3 TVC 15

《SIDE C》
C1 Warszawa
C2 Speed Of Life
C3 Art Decade
C4 Sense Of Doubt
C5 Breaking Glass

《SIDE D》
D1 Heroes
D2 What In The World
D3 Blackout
D4 Beauty And The Beast

※これは、私が初めて聴いたボウイの作品、当時のレコード盤の内容です。youtube画像はあくまでも関連ものですので、ご理解ください♪
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by bowieworld | 2009-04-26 05:29 | 素晴しきアルバム・楽曲たち
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