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『PIN UPS』 ボウイがモッズ時代に愛した曲たち

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ボウイの1973年の全曲カバーによるアルバム。ジギー~アラディン・セインの後、ボウイが10代の頃のモッズ時代に大好きだった曲たちから構成されている。私は以前にも書いたけれど、このアルバムはピンク・フロイドを聴くきっかけとなったもの、またその他のお名前は聞いたことがあるけれど...とか、誰だろう?...という状態の10代の頃。ピンク・フロイドのカバー曲が最も好きだったけれど、その次はキンクスの曲だった。そしてザ・フーかな。ヤードバーズにエリック・クラプトンやジェフ・ベックやジミー・ペイジが在籍していたブリティッシュ・ビートなどという世界は何も知らない頃だった。ジミー・ペイジとは既にモッズ時代に共演しているけれど。今では”ベック”というとアメリカの”BECK”の方が通りが良いのだろうけれど、私は今でも”ベックというとジェフ・ベック”なのだ。共に、ボウイと関わりもある。こうして少しずつボウイのアルバムが増えてゆくことが嬉しくてたまらなかった懐かしき時代。80年代がリアルタイムなのでNew Waveが大好きでボウイの影響を受けたアーティストは数知れず。90年代に入ってもグランジ~オルタナティヴという盛り上がりがあり、英国ではブリット・ポップが隆盛を極めていた。私はというと一部のオルタナ系は今でもよく聴く程大好きながら、全般的にはブリット・ポップが好きだった。そこにも、やはりボウイの影響は多く見られたので当然とも言える。また、ロンドン的な香りがとても好きなのだとも想う。この『PIN UPS』のジャケットのボウイの横のお方はツィッギー(Twiggy)☆60年代を夢みているかのよう♪

1. Rosalyn - PRETTY THINGS
2. Here Comes the Night - THEM
3. I Wish You Would - YARDBIRDS
4. See Emily Play - PINK FLOYD
5. Everything's Alright - MOJOS
6. I Can't Explain - THE WHO

7. Friday on My Mind - EASYBEATS
8. Sorrow - MERSEYS
9. Don't Bring Me Down - PRETTY THINGS
10. Shapes of Things - YARDBIRDS
11. Anyway, Anyhow, Anywhere - THE WHO
12. Where Have All the Good Times Gone! - KINKS

そこで、2000年代に入り奇跡的な共演が実現した。嘗てボウイのアイドルであったキンクスのレイ・ディヴィスとボウイがあの美しい名曲『WATERLOO SUNSET』のデュエット!2003年2月26日の『チベット・ベネフィット・コンサート』(ニューヨーク・カーネギーホール)でのこと。この曲はボウイの作品には入っていない(ブートレグは知らないけれど)。あまり画像は良くないのですが音はなんとか。キンクスの『サムシング・エルス』1967年(5thアルバム)の中の曲。哀愁を帯びた美しきロンドンの夕暮れを想像する。一度だけテムズ川の辺りを少し歩いたことがある。寒い真冬だったけれど。キンクスはとても英国的な綺麗なメロディと詩情に溢れていて好き。ボウイのメロディも美しいですが。そういえばボウイも初期は英国PYE在籍でしたのでキンクスは先輩。レイ・ディヴィスはボウイより3つ程年上。でも、どちらも英国の宝には違いない☆嬉しくてしあわせ!

David Bowie and Ray Davies/Waterloo Sunset live!

by bowieworld | 2008-10-11 00:03 | 素晴しきアルバム・楽曲たち
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