阪急電車のボウイ

f0004532_1944775.jpgこのお写真は愉快という訳ではないけれど、まったくの個人的な悦ばしきスナップ。ボウイのこの髪型や雰囲気から1980年頃と思われるもの。「梅田」行きの今のデザインとは異なる懐かしい車両。おそらく、京都から梅田、京都線を利用されたのだ。手には煙草もお持ち。今では禁煙ホームなので、そんな事も懐かしい。私は阪急沿線で育ったのでとても嬉しい。この頃はまだ学生なので神戸線、あるいは伊丹線をもっとも活用。もう少し後には京都線は通学に毎日利用していたし、今現在はなくてはならない沿線なのだ。こんな事、くだらないけれど嬉しいと思う。

ボウイは「人間観察するのが好きなんだ。」というような発言をされていた事があるので、こうして異国にやって来た時、電車に乗ったりしてその国の景色や人々の様子を眺めていたのだろうなぁ。もう少し早く生まれていたのなら・・・って思うとドキドキ。でも、目前でお会いしたいなんておこがましくも思う。嗚呼、いつのボウイも素敵!
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# by bowieworld | 2005-11-26 00:00 | 美麗ボウイ・お気に入りフォト

「DAVY JONES AND THE LOWER THIRD」について語る。

『ステージではいつも大音量で演奏した。フィードバックを多用して、メロディなんて全然演らない。タムラ・モータウンをベースにしたサウンドを粉々に砕くだけだった。100人ぐらいの熱心なモッズ族のファンがいたけれど、ロンドン以外でギグをやる時は、いつもブーブー言われてステージから降ろされる始末さ。たいしていいバンドでもなかったな。』

1965年、ボウイはマニッシュ・ボーイズの後、ローワー・サードを率いていた(厳密にはローワー・サードは存在していたので加入なのだけれど)。メンバー中最年少の18歳。まだ、BOWIEと名を変える前のこと。彼らは、市役所の払い下げの古い救急車でライブ回りしていたそうだ。そこに布を敷き仮眠することもできたと。その古い救急車は常にマーキー・クラブに駐車されるようになり、クラブのスタッフが珈琲を持ってきてくれたりしたそうだ。・・・いい感じ。*マニッシュ・ボーイズの「ⅠPITY THE FOOL」では、かのジミー・ペイジがギター参加している!きっと、渋谷陽一氏も大喜びされたに違いないと後から知った私も嬉しくなった。
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それにしても、18歳のボウイ少年の凛々しいこと!!カッコ良過ぎ。一際輝いている。お顔のツヤやオーラが他のメンバーとは違う!ブーブー言われてステージから降ろされていたなんて。私ならキャァ~キャァ~言って貧血状態だったに違いない。こんな綺麗な顔だと毎日、鏡を見てうっとりするだろうなぁ~。
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# by bowieworld | 2005-11-24 00:00 | 素晴しきアルバム・楽曲たち

五年間 (FIVE YEARS)

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ライヴ・アルバム『ステージ』の中で、TVから写し出された歌詞のお陰でもあるけれど、この『五年間』という曲にショックを受けた。だって、ケタケタと笑い毎日が楽しい日々・・・私は多分に幸福な子供時代を過ごしてきたのだと思う。でも、大人になること、社会をみつめること、世界中には・・・笑ってばかりはいられない。何かハッ!と目が大きく開いたような、そんな感じだった。

この世界の終焉を予感させる物悲しいメロディ。この曲は『ジギー・スターダスト』のオープニング曲でもある。ボウイならではのSFちっくな架空のロック幻想物語。「僕たちにはあと5年間しかない」と繰り返し終わる。オープニングから既に滅びの美学。私はこういう世界にすんなりと馴染むことができたよう。ボウイの内向する世界が好きだと思う。
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きみの顔 きみの民族 きみの話し方
きみにキスしよう きみは美しい きみに歩いてほしいんだ

僕たちには5年間しかない 目に焼きついてはなれない
僕たちには5年間しかない なんていう驚きだ
僕たちには5年間しかない 僕の頭はひどくいかれてる
僕たちには5年間しかない 僕たちに残されたのはそれだけだ

僕たちには5年間しかない なんていう驚きだ
僕たちには5年間しかない 窓に焼きついてはなれない
僕たちには5年間しかない 僕の頭はひどくいかれてる
僕たちには5年間しかない 僕たちに残されたのはそれだけだ


もしも本当にそうなれば、泣き出したくなるような不安と恐怖に陥るだろう。この歌の中には様々な人々が登場する。少年、黒人、警官、軍人、牧師、ゲイ・・・「きみ」って?聴いている私でもあり全ての「きみ」なのだろう。そして、この曲は今ではそんなに悲歎に暮れる曲ではないと思っている。ボウイはこうして私に問いかけたり、考えることを教えてくれる。断言的でもないし、とても柔軟なイマジネーションを、空想を手助けしてくれるみたい。
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# by bowieworld | 2005-11-23 00:00 | 素晴しきアルバム・楽曲たち

初めて読んだボウイに関する解説書

f0004532_159061.jpg最初に買ったボウイのレコードは『ステージ』。ピンクの幅広い帯が当時のRCA時代のレコードたちには付いていた。輸入盤屋さんという存在も知らず、自転車で伊丹の星電社で購入。ちゃんとボウイのコーナーがあったのだけれど数種類しかなかった。ライヴを観たばかりだったのでそのお衣装と同じライヴ盤を買ったのだ。

それまでに持っていたLPはビートルズ。全て母が買ってくれたもので輸入盤のBOXSETだった。数ページのブックレットに結成から解散までのヒストリーや、各人の身長などが書かれていた。(フィートで書かれていたのでセンチメートルに苦手な換算を調べながらしたものだ。)この、『ステージ』にも日本盤ならではの解説や歌詞(ボウイは対訳を付けるのが好きではなかったようでRCA時代の作品にはほとんど英詞と、音楽評論家の方の解説だけ)が付いていたので隅々まで何度も読みワクワクした。

「座談会」と題された中で、鋤田正義氏、渋谷陽一氏、松山猛氏とRVCの方の質問から1978年のこのアメリカン・ツアーの感想や以前のボウイがどう変ったのか...などとお話されていた。その中で興味深い言葉たちに出会う事ができた。

鋤田氏:そういうきびしさで勝負しているボウイーはより幅のある立体的な表現を自分自身のものにしていますネ。その結果さらにファンができてくるみたいです。

渋谷氏:ボウイーがいままでやってきたものをステージで再表現して対決している姿は大衆芸術としてのロックの頂点を成すものだ。このアルバムはその血のにじむようなすさまじい人間の生きざまがコミュニケートされています。

松山氏:本当に最近のボウイーはステージ、レコード以外に映画とかさらに絵画もやっているみたいです。特にドイツ表現派の絵に対して評価を与えている彼の絵というものをみたいですね。

先ず読んだボウイに関する文章はこのライナーノーツ。この3人の方々が何者なのかももちろん知らない。でも、後ろに簡単にプロフィールのようなものが記されていた。そして、『ロッキング・オン』を毎号買い始めることになった。本屋さんに通う回数が増えていった。並べられている各音楽雑誌(今ほど種類は多くなかった)をパラパラ見てボウイのお写真やインタビューが載っていれば何でも買った。お小遣いはこうして少女マンガから音楽雑誌やレコードへと用途が変化していった。

ボウイがただ美しいだけではない凄いお方なのだと知り誇らしく思った。そして、映画にも出ているというし、絵も描いている・・・ドイツ表現派って何?って思った。そして、私は幸運な事に中学・高校と美術の先生と相性が良く、時間外にも色々質問したりして教えて頂いたものだ。

単純な私はすぐにドイツを夢みた。「25歳までにベルリンに行く!」と決意。でも、未だに行った事はないまま...そして、ベルリンの壁ももう無くなった。
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# by bowieworld | 2005-11-22 00:00 | 解説書・評論文・雑誌

最初の印象。この人はこの世の者?

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デヴィッド・ボウイ(当時は確かデビッド・ボウイーと綴られていた)さまとの出会いから思い起こしてみよう。何故か?お名前は知っていた。でも、まだお顔もお声も音楽もどんなものかは知らなかった。忘れもしない新聞の下段に写し出されたモノクロ写真。「ヤング・ミュージック・ショー」の放送の告知だった。その1枚からもうドキドキしたというか不思議な気持ちになった...ように思う。小学生の低学年から少女マンガばかり読んでいたので、まるでそんな中から抜け出してきたかの様にその不思議な美しさにコロリ!きっと、そんな感じだったように思う。

その番組は来日ライヴ(2度目の)だった。細長い首から少し汗らしきものが光る。まるで宝石の様にきらきら。クールな照明の下でシンセサイザーの音。日本語で訳詞が出ていた。その歌詞の新鮮さ・不可思議さ(まだ、洋楽はビートルズしかちゃんと聴いた事がなかった)にも惹きつけられた。そして、何よりもあの麗しいお顔!なのに歌もお上手。そのお声にも惹きつけられた。1時間に満たない番組を観ている内に、もうすっかり魅了されてしまっていた。この日からミーハーなファン歴は始まったのだ。

f0004532_1432719.jpgそして、翌日、ダダをこねて母からお小遣いを頂き『ステージ』という2枚組のアルバムを買った。そして、毎月少しずつボウイのアルバムが増えていく...そして、それらはきちんとレコード棚に収められ今に至る。
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# by bowieworld | 2005-11-21 00:00 | ボウイに付随する私的な想い