タグ:イギー・ポップ ( 7 ) タグの人気記事

ボウイとウィリアム・バロウズ(WILLIAM BURROUGHS)★

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★ボウイはビートニクに影響を受けたお方で、そもそもは兄テリーの愛読書であったジャック・ケルアックの『路上』に大きな衝撃を受けたという。そして、ボウイはウィリアム・バロウズと文通友達であった。その書簡が公開される日は来るのだろうか...私の死後なら有り得るのかも。バロウズはロック・ミュージックとの繋がりも大きい。バロウズの有名なカットアップやフォールドインという手法。ボウイは70年代にこの手法を自らの作品で実践している。バロウズの書物を読んでもよく訳が分からないけれど何か圧倒的な言葉の力を感じる。同じように、ボウイの曲はその歌詞通りに訳してもさっぱり分からない。けれど、その中には伝わるものがあり、それら断片を蓄積しては私なりの漠然としてはいるけれど、ボウイの歌の世界が浮かび上がる...まだまだその過程であり何もよく知らない。ホモセクシャルでジャンキーで誤って妻をウィリアム・テルごっこという遊びの中で射殺しているバロウズ。その後も放浪生活を続け1997年に83歳で死去されたお方。このような語り草は有名だけれど、やはり謎めいた作家であるし生き様が実にユニーク過ぎる。バロウズを描いた映画やバロウズの作品を映画化したものもあるけれど、バロウズの圧倒的な存在感には到底及ばない。ボウイにはベルリン3部作という一連があるけれど、バロウズにはカットアップ3部作とされる一連がある。『ソフトマシーン』『ノヴァ急報』『爆発した切符』。網羅はしていないけれど、いくつかの作品を読んだ。『ソフトマシーン』というタイトルはロバート・ワイアットが事故に遭う以前に在籍していた英国のジャズ・ロック・バンドを想起させる。また、スロッビング・グリッスルのジェネシス・P・オーリッジもバロウズからの影響の大きいお方。文学や絵画の手法がロックと繋がっている。パティ・スミスもバロウズへの追悼作品を作っているし。また、ボウイはイギー・ポップのことを”イギーは最後のビートなんだ”というようなことを仰っていた。とにかく興味深い繋がりである!
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by bowieworld | 2009-05-22 23:59 | 盟友・旧友・関連アーティスト

イギーとボウイに逢うクラフトワーク

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★奇跡的に更新を続けております。私はボウイが大好きですがまったくコレクターでもなく、散漫な知識しか持ち合わせてはいない。けれど、ずっと一等大好きなアーティスト(ミュージシャンも俳優もすべて含めて)はボウイだということは変わりはしない。頑なにそう思い続けているのではないので自分でも不思議。なので、ボウイしか聴かないのでもない。音楽はお仕事との絆が深いのも不思議なこと。気になる音楽を幅広く聴いている(偏ってはいるけれど)。イギーのお誕生日からベルリン時代のボウイの活動を思う。1976年という年。ボウイのアルバムでいうと『STATION TO STATION ステイション・トゥ・ステイション』が発売された年(録音は1975年秋)。このアルバムの中で、既にヨーロッパへの回帰とシンセサイザー(電子音楽)への愛を示唆している。歴史は面白い。ボウイがグラムロックというムーブメントの中で、とんでもなくデカダンでキワモノ的に猛威を振るっていた頃、ドイツのKRAFTWERK:クラフトワーク(クラフトヴェルク)の『AUTOBAHN アウトバーン』(1974年)を毎日のように聴いていた(愛聴)という。そして、”英国の頭脳集結”と言われる(勝手に言っているのだけれど)ツワモノ達がドイツ・ベルリン入りし数年滞在することに。ボウイはハンザ・スタジオでコカイン中毒からの脱却を果たすべく治癒も兼ねながらの制作活動時期。そして、所謂”ベルリン3部作”と呼ばれる第一弾となる『LOW ロウ』を発表したのは1977年。この1977年に、デュッセルドルフを拠点とするクラフトワークは『TRANS EUROPE EXPRESS ヨーロッパ特急』(録音は1976年)を発表。そのアルバムの中で、”ボウイとイギーの名前が出て来る”という友人の教えを受けた私は運良く直ぐにこのレコードを購入して聴くことが出来た。そして、繰り返し繰り返し聴いていた、これまた10代の頃。すっかり、美しいが単調なリフレンに魅了されてしまう。このアルバムタイトル曲である『TRANS EUROPE EXPRESS』の後半部に”イギー・ポップとデヴィッド・ボウイに逢う”と歌われる。その前には”駅から駅へ(STATION TO STATION)”とも歌われる。この箇所を聴きたくて、B面の1曲目に針を置く作業をワクワクして繰り返していた私を想い出す。そして、ボウイはアルバム『LOW ロウ』に続けて同年(録音・発売共に1977年)に『HEROES 英雄夢語り(ヒーローズ)』発表となる。このアルバムのB面の1曲目に『V-2 SCHNEIDER V-2 シュナイダー』という曲がある。クラフトワークの創設者のお一人であるフローリアン・シュナイダー(やはりボウイと同い年)に捧げられた曲だとも云われている。ボウイはお気に入りのクラフトワークが自分の名を曲に入れてくれたことを喜んだことでしょう!記録的にはクラフトワークの『TRANS EUROPE EXPRESS』が先に発売されているけれど、ほぼ同じ時期。ボウイはこの曲のお礼に『V-2 SCHNEIDER』を作ったのかどうかは分からないけれど、知的な友愛を想い愉しい。

Kraftwerk - Trans Europe Express (german version)


”プログレ”と呼ばれる音楽の最初の出会いはこのクラフトワーク。シド・バレットのいた頃の初期ピンク・フロイドを聴いた時期とほぼ同じ。そうして、私はボウイのアルバムを集めながらも既にリリースされていたアルバムやラジオと雑誌でチェックするニュー・ウェーヴなる奇妙で愛すべき音楽たちに夢中の日々を送っていた。私はよく”浮世離れしている”(褒め言葉だそうで嬉しく拝受している)と云われる所以もすべてボウイありき!としか思えない。クラスメイトの女子たちは恋する季節。青春を謳歌していた。私も然り!けれど、音楽やアートに恋していたのだと照れくさいけれど回顧できる年齢になっている。今の私があるのもボウイのお陰。ボウイは私の人生の選択というか分岐点に常にいてくださった。この感覚を分かってくださるお方は今は居る。ボウイを通じて友人になれた人々が今は居る。人だけではなく私には多くの友が音楽や映画や書物たちの中にも居てくださる。現実を生き抜く中で欠かせないものたち。現実逃避ではない。こうして生きていること、生きて来れたことを至福に想う。

※上の画像はクラフトワークの『TRANS EUROPE EXPRESS』のドイツ盤のインナースリーブで、クラフトワークのサブ・メンバーでもあるエミール・シュルトによるもの。
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by bowieworld | 2009-04-24 10:41 | 盟友・旧友・関連アーティスト

『FUN TIME』 ボウイとイギーの名曲 その2.

fun time, iggy pop & david bowie


Peter Murphy - Fun Time


Peter Murphy - Final Solution


★ボウイ&イギーの名曲シリーズを続けてみます。『FUN TIME』もまたイギー・ポップの1977年アルバム『THE IDIOT』に収録されている曲。一番上のものはボウイがイギーを大プロモーションしていた頃のもの。ボウイはイギーのバックメンバーとして各国を廻る。日本にもイギーと一緒にプロモーション来日している。ボウイはキーボードとバック・ヴォーカル担当。ああ、美しき友愛!2番目のものはピーター・マーフィー(バウハウス)の1986年の1stソロ・アルバムにも収録されていたカバー曲。ピーター・マーフィーはボウイやイーノ、T.REXのカバーをBAUHAUS時代に残している。抜群のカバー・センスのあるお方。BAUHAUSもまた、私の思春期に出会った音楽であり今も大好き。各メンバーそれぞれ好きで幾つかのプロジェクトがある。メンバーの中で今も最も好きなのはデヴィッド・Jな私。彼はルー・リード、あるいはヴェルヴェット・アンダーグラウンドの影響が色濃い。BAUHAUS絡みのこともまた追々にと思う。BAUHAUSはゴス・ゴッドとも呼ばれたりもする。下のスージーはゴス・クィーンとも。パンク~ニュー・ウェーヴという流れの中で70年代から今日まで共に重要な方々であり名作・名曲も数多い。しかし、遡ればやはりボウイでありイギーでありルー(ヴェルヴェッツ)へと行き着くと思う。ボウイがゴス・ゴッドと評された記事を読み再認識できた。バウハウスだけではなく、ジョイ・ディヴィジョンもまたボウイからの影響が大きいことなども忘れてはならないのだろう。私は”ゴシック”なる世界が好きなのでロックに限られたものではなく、色々と興味は尽きない。こんなお話もボウイの存在無しではあり得ぬこと!3つ目のものはピーター・マーフィーのカバーという連想ゲーム癖で。オリジナルはPERE UBU(ペル・ウブと表記されることもあるけれど、私はペル・ユビュと言っている)の曲で1976年のシングル曲であり、1985年のアルバム『TERMINAL TOWER, THE ARCHIVAL COLLECTION』に収録されていて知った曲。ペル・ユビュも結構好きで色々と繋がりゆく。このオリジナルも当然素晴らしいのだけれど、やはり、ピーター・マーフィーのカバーもカッコイイ!!
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by bowieworld | 2009-04-23 03:24 | 素晴しきアルバム・楽曲たち

『THE PASSENGER』 ボウイとイギーの名曲 その1.

Iggy Pop - The Passenger (live)


Siouxsie and the Banshees - Passenger


★イギーのお誕生日。VELVET MOONの店主はイギーの大ファン!憧れているようで、ボウイが一等好きなのは別として、イギーに対する思いは理屈を超えた”かっこよさ”という感じだろうか。私のようにつべこべ語らないので何気に観察中。思えば、ボウイ=イーノ、ボウイ=イギーという合作曲は多い。素晴らしい曲が沢山ある。イギーが初めてヒットチャートにご自分の名前が出て嬉しいと語っていたのは、ボウイが共作でありイギーのアルバム『THE IDIOT』に収録されていた『CHINA GIRL』をカバーして世界的にヒットした折のこと。そんなイギーって素敵だと思えた。そして、カバーされる事も多くなってゆく貴重な御大。『THE PASSENGER』もイギー&ボウイの名曲の一つ。直ぐに浮かぶのはこれまた、私の長年のミューズのおひとりスージー・スー率いる”スージー&ザ・バンシーズ”。1977年はパンクの年。ベルリンでのボウイとイギー。この歴史的意味は重い!
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by bowieworld | 2009-04-22 03:41 | 素晴しきアルバム・楽曲たち

イギーも62歳☆お誕生日おめでとうございます♪

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★今日(4月21日)はイギー・ポップの62歳のお誕生日。ボウイと同い年。ボウイの創り出した架空のロックスターであるジギー(ZIGGY)は永久不滅なのだろう。この”ZIGGY”とはイギー・ポップ(IGGY POP)とツイッギー(TWIGGY)からのものと言われている。共にボウイの盟友と言えるお方。上のボウイとイギーは1976年のもの。大好きなお写真の一枚。おふたりの笑顔が素敵!ボウイより小さなイギーの首に掛けたカメラを見てボウイは何と言っているのだろう...。イギーは”パンク・ロックの父”で、ボウイは”New Waveの父”である。ボウイはイギーを幾度も手助けしている。それは、ボウイがイギーが好きだから。アーティストとして対照的なように感じるお方は多いだろう。ボウイがプロデュースし、イギーと共同制作した『THE IDIOT』と『LUST FOR LIFE』。私はイギーも大好き。再発盤でSTOOGESの初期のアルバムを聴いた。『RAW POWER』にはボウイとミック・ロンソンの名があり嬉しかった(何も知らなかったので)。70年代の初期から後期、80年代とイギーのアルバム、楽曲たちの中にボウイの名がある。嘗て、ボウイよりイギーが大好きだというファンの友人に、ボウイのプロデュースしたイギーは大人しくて良くない(パンクっぽくないということのようだった)。ボウイは敢えて、イギーの繊細さとボーカリストとしての力量を引き出したように思う。イギーはIGGY POPであるのだから、もうそれだけでPUNKなのだ!イギーの体中は傷だらけ。イギーのライヴを体験した者なら知っている。あのリズム、あの躍動はマイケル・ジャクソンの対極にあるスタイル。どちらが優れたダンサーだろう?!そんな優劣などどうでもいい。ジョー・ストラマーが”原点はSTOOGESだ”と語っていた言葉を忘れない。

私が思う”繊細”というイメージはボウイにもイギーにも感じること。アーティスティックなお方が好きだし、やはり繊細なお方が好き。また、”内向的”という言葉もこのおふたりにはずっと感じている。ボウイはスーパースターなので隠れてばかりの生活はできない。長年のキャリアの中で生き抜く術を得てこられたのだろうけれど、時に似合わないジョークを言ったりする時のふとした表情は実にシャイ。イギーの魅力をボウイは知っている。イギー自らが気付かない魅力。イギーは”デヴィッドとは似ているんだ”と語っていた。お互いのこれまでの活動、軌跡は当然それぞれの道ながら、そのイギーの言葉に頷けるお方も多いだろう。また、デュエットが聴きたい!
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by bowieworld | 2009-04-21 23:57 | 盟友・旧友・関連アーティスト

煙草のけむりまで美しい☆

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素敵~!!美しい~♪喫煙者ではない私なのですがよい香りが漂うかのようです。絵になるボウイ。ボウイは何をしてもかっこいいのだけれど、お若い頃のお写真から色々眺めていると、煙草を持ったものが結構多いのでそんな美麗なお姿を☆この頃のライヴは映像でしか観たことがないので、ライブ体験されたお方が羨ましいのです。ボウイの愛用の煙草はマルボロだったと想う。イギー・ポップも同じ。ジム・ジャームッシュの映画『コーヒー&シガレット』の中でトム・ウェイツとの場面が最高に愉しかった。その時もイギーはテーブルにマルボロを置いていた。銘柄なども全く詳しくないのだけれど、何故だかマルボロのイメージはとてもいいみたい。
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これはアルバム『ヒーザン』の頃なので50代のボウイ。やっぱり、カッコイイ!ダンディです。”素敵な紳士さま”といった感じ。ボウイのお顔の皺も素敵だし、私は父の影響からか細目のネクタイが好きなのです♪
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このボウイは70年代のグラムロックの頃ですね。リラックスした感じ。このポーズ!中性的ですね。なよっとしていてスィートです♪
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これまた、ホワイト・デューク公の頃のライヴより。煙草のけむりが舞台装置であるようです。ボウイはいつも姿勢が良くてシルエットも美しいのです。褒め称えるばかりの私。ボウイを好きな人が好きでいい!好きでない人がいるのも当然。万人受けするお方ではないのだから☆
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by bowieworld | 2008-04-10 08:37 | 美麗ボウイ・お気に入りフォト

59歳のお誕生日おめでとうございます☆

2006年を迎えた。ボウイが『1984』を作った時は近未来、そして今は随分経て2006年なのだ。そして、この同じ地球でこの時間を一緒に過ごせる事を、とても幸せに思う。きっと、ファンの皆様も同じようなお気持ちなのではないだろうか・・・。私にとって揺ぎ無き存在カリスマという言葉が最も似合うお方。今日、1月8日でボウイも59歳!おめでとうございます。もっともっと長生きして欲しい。椅子に座って、あるいはピアノを弾きながら、ギターの弾き語り・・・もっとお年を召されてからもあのお声さえ!あればもう充分。

今日は私のお気に入りのお写真の一つ。日本盤シングル『ビー・マイ・ワイフ』に使われたもので、鋤田正義氏によるポートレートを~♪これは、1977年にイギー・ポップと一緒に来日時(コンサートは無く観光とイギーのプロモーションを兼ねたもののよう)のもの。

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時々、酷い孤独感に襲われる
堂々廻りか袋小路だと思う
いまでは世界中
どんな所も知ってしまった
はっきり私のものになってほしい
一緒に暮らしてほしい
ここに一緒に居てほしい
私の配偶者であってほしい

訳:岩谷宏氏


この頃はアンジーとの離婚問題、ゾウイ君の親権問題・・・とあったという。精神的危機を克服しようとヨーロッパ(ベルリン)に回帰。不安定な精神状態と環境とのバランス。今私たちが抱えている事も個人差はあれど、大なり小なり。そんな事をも考えてしまう。派手なメークも衣装も脱ぎ捨て、さらに危うい美しさの際立つ頃のボウイ。私などには到底分かりえない精神的苦悩と療法、そして孤高の魂をこの美に感じてならない。
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by bowieworld | 2006-01-08 00:00 | 素晴しきアルバム・楽曲たち