『地球に落ちて来た男』を初めて観た頃

久しぶりに『地球に落ちて来た男』を観たのだけれど、140分位あって長い。それでも、ボウイの美しさばかりが今観ても私をドキドキさせてくださる。どんなシーンでも本当に美しい!ニコラス・ローグ監督作品には、ミック・ジャガーとアニタ・パレンバーグが共演した『パフォーマンス』やアート・ガーファンクルが出演した『ジェラシー』などもある。映像派と呼ばれる独特の世界を映像表現されるお方のお一人だと思う。

そして、この『地球に落ちて来た男』の主人公トーマス・ジェローム・ニュートンに扮するボウイは、正しく適役!ボウイが演じたからこそ...って思ってしまう。ボウイはこの撮影後もなかなかこのニュートン役から抜け出せなかったとインタビューで読んだ事がある。ボウイは元々演劇畑のお方なのに映画デビューはこの作品が初めて。1976年。ロック界のスーパースターとなってしまったのでスケジュールが多忙だったのだろうなぁ。
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私はまだボウイのレコードを2.3枚しか持っていなかった頃に、この映画のリバイバル上映に出逢えた。比較的真面目な学生だったけれど、ただ一度だけ6時間目の授業を抜け出して友人と大急ぎで大毎地下劇場へ向かった時のことを忘れない。動くお姿が観れると思うと嬉しくて仕方がなかった。その友人も英国ロックファンだったのでラジオのエアチェック情報交換を休み時間に毎日廊下でしていた。彼女とは小学生の頃から仲が良かったけれど、音楽を通してますます仲良くなっていった。私よりずっと成績も良く苦手科目の無い人だったので、ハイレベルの大学に行ってしまうまで。そう、彼女は極度の長髪ファンだった(私も好きだけれど)。なので、私の来日アーティストのコンサートの初体験は、実はホワイトスネイク。その頃私は、もうすっかりNEW WAVE娘だったので、あの異様な世界は後にも先にもある意味印象深い体験として残っている。だって、エアチェックしたバウハウスやエコバニに胸躍らせ、ボウイやケイト・ブッシュ、彼女には内緒でこっそりフレンチポップスも聴き始めていた私なので。「うぉ~!」と皆総立ちで腕を上げっぱなしで低い声で叫んでいた。皆が席を立つので私も立ち真似てみた。でも、しんどくて腕は下ろしてしまった。リズムの取れない私は全く付いていけない状態だったのだ。でも、近くにジョン・レノンのTシャツを着たお兄さんが居たので少しホッとしたり...デヴィッド・カバーデルはハンサムだった。そんな事しか覚えていない。彼女はとても感動していた。なのに、後にはすっかりツートーンにハマッていた。影響を受けやすい年頃だったのだろう。私も然りだったと思う。

(つづく...)
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by bowieworld | 2006-04-03 15:46 | 映画・役者としてのボウイ
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